日本の温泉街の約半分を今は 外国からのお客様が占めているそうです。

しかし、福島では震災以降、原発の影響で海外からの お客様は居なくなり、子供たちを連れて引っ越したご家族も多く、 それでもその場所で暮らしていかなくてはならない人々は 放射線を測る機械が一家に一台ある生活へ変わり 福島の風景はガラッと変わってしまいました。

あれから数年の時が経ち 環境も良き方向へ向かいつつあり 復興に向けてその土地で懸命に生きている人がいます。

そんな土地で今
様々な作家を呼び、街の活性化を願い、 壁画で街を埋め尽くす復興プロジェクトが開始されました。

街の人が昔から使って今も尚、愛されている外湯(銭湯)を 水槽に見立て、隣の外壁にはペンギンを。 蝉が鳴く山中の旅館街に、夏は涼しげで、冬は積もった雪が 楽しみになるような、そんな春夏秋冬、 風景に溶け込む壁画を描きました。 福島は磐梯熱海でしか見れない大作です。